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パーフェクト・シャッフル |
PDF |パーフェクト・シャッフル| トランプの切り方で、トランプの山を2つに分け、大体交互に重ねて混ぜる方法がある。マジシャンなんかが良くやるのだが、シャシャシャシャシャ、という小気味のよい音とトランプが流れるように混ざっていくのが爽快なシャッフル方法である。このとき、52枚のトランプの山を完璧に2等分し、完全に1枚ずつ交互に重なるようにシャッフルすることをパーフェクト・シャッフルと呼ぶ。熟練したマジシャンなら自然にできるらしい。例えば、 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() という6枚ぐらいで考えた場合、この並びをパーフェクト・シャッフルすると、 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() となる。実はこのパーフェクト・シャッフルは52枚のトランプで行う場合8回繰り返すことで、最初のカードの状況に戻すことができる。これを利用すれば、手品などで相手に好きなカードを選ばせて、カードを戻した際、よく切ったと見せかけて、相手の選んだカードを当てることも容易である。 ここでの疑問はなぜ8回で戻るのか、ということだ。 少し数学的な話をすると、カードの入れ替えというのは対称群の元と考えられる。 |